スカルラッティはバッハやヘンデルと同年の1685年生まれのイタリアの作曲家です。 前半生はイタリアで後半生はスペインで過ごした音楽家ですが、イタリア的なメロディ、スペイン的なリズム、ラテン的な陽気さ、多彩な転調とハーモニー、ユーモアのある音楽などとても魅力的な音楽家です。
最近は全日本学生音楽コンクールの小学校の部の課題曲としても指定されている年が多く、お勉強になる作曲家なのかもしれません。
私もyou tubeに2曲アップしておりますが、イタリア語で話している感じが出せればと思って演奏致しております。 リンク致しますのでお聴き頂けましたら嬉しく思います。
https://www.youtube.com/watch?v=4kBRK7Xj8-M
https://www.youtube.com/watch?v=ShObsEMkwCg
18世紀頃のイタリア
イタリアキジアーナ音楽院スカルラッティの間
さてイタリアと言えば私の好きな作曲家の一人にベッリーニ(1801~1835)というオペラの作曲家がいます。 ショパン、リスト、ツエルニー他数多くの音楽家に多大な影響を与えたイタリアの天才作曲家ですが、どの曲にも流れている美意識の素晴らしさに驚かされます。 (明日はオペラについて書いて見ようと思っておりますが、)今日は続いてイタリアのベッリーニの美しい曲のいくつかをご紹介したいと思います。
ベッリーニ(V. Bellini) 「ノルマ」 序曲
https://www.youtube.com/watch?v=Y8zyy7Elsng
→リスト/ベッリーニ 「ノルマの回想」~アルフレッド・ブレンデル
https://www.youtube.com/watch?v=EvkqtaZdj2E
ベッリーニのオペラ「ノルマ」を聴いて触発されたリストがピアノ曲「ノルマの回想」を作曲しましたが、ベッリーニの「ノルマ」の全曲のどの部分をリストがアレンジしたのかをCDを聴いて見つけるのも面白いです。
門下の方はベッリーニのオペラ「ノルマ」の全曲版CDをお貸し致しますので受付まで申し出て下さい。
べッリー二「ノルマ」スコア
ベッリーニ 「カプレーティ家とモンテッキ家」 序曲
https://www.youtube.com/watch?v=Cn0_x-0aJlo
https://www.youtube.com/watch?v=v1rHXxIM3Xo
https://www.youtube.com/watch?v=G86A2xP7ULs
他にベッリーニの「清教徒」というオペラからショパンが触発されて作曲した変奏曲がありますが、この曲は私が中3から帰阪するまでプライベートでお習いしていた関孝弘先生が「知られざるショパン」というご自身のCDの中に入れてらっしゃいます。
7月30日関孝弘先生の思い出の記事
http://masakotani.blog.fc2.com/blog-entry-27.html
→ショパン/ベッリーニ 「ベッリーニの<清教徒>の行進曲による変奏曲」~関孝弘先生(10番目の曲)
https://www.youtube.com/watch?v=N7TP2txCOiE
明日は私が見て感動したミラノスカラ座オペラ東京公演の話や綺麗なオペラの序曲の演奏などご紹介したいと思います。