ピアニスト谷真子Official Blog「message」

ピアニスト谷真子公式サイトよりブログ「message」

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第17回ピアノ・フレッシュコンサートのお知らせ

日本ピアノ教育連盟主催のピアノ・オーディションで優秀な成績を収められた方の関西地区披露コンサートが開催されます。 関西地区からのピアノ・オーディション地区予選優秀者、本選出場者、全国優秀者演奏会出演者によるピアノ・コンサートですが、是非足を…

ドヴォルザーク ピアノとヴァイオリンのためのロマンス ヘ短調 Op.11

ドヴォルザーク(1841~1904)の「ピアノとヴァイオリンのためのロマンス 作品11」は、1877年ヴァイオリンと管弦楽のための作品として書かれた作品の、ピアノのための編曲版です。 出版はベルリンのジムロック社から1879年にされました。 この曲はプラハ仮劇…

モーツァルト ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調「ジュノム」 k.271/Mozart Konzert fur klavier und Orchester No.9 "Jeunehomme" Es-Dur K.271

モーツァルト(1756~1791)のピアノ協奏曲第9番は1777年1月ザルツブルクにて作曲されたモーツァルト初期のピアノ協奏曲です。 愛称のジュノムは、当時ザルクブルクを訪れこの曲を注文したフランスの女流ピアニストのヴィクトール・ジュナミの名から由来し…

学園前アフター・スクール

奈良市学園前の私立帝塚山小学校の生徒さんだけに限定して、学校と連携して、アフター・スクールがこの4月より開校されたようです。 基本はお仕事をなさっているお母様を対象とされているようですが、登録しておけば単発でのお預かりにも対応されているよう…

シベリウス 悲しきワルツ

シベリウス(1865~1957)はフィンランドの作曲家ですが、義兄の「クオレマ」という戯曲に劇付随音楽を付け、その中の1曲を「悲しきワルツ」というコンサートピースとして編曲します。 「クオレマ」は1903年に初演されましたが、その舞台上演に向けてシベリ…

奈良市富雄の霊山寺へバラを見に行ってきました。

奈良随一のバラ園と評判の高い霊山寺バラ園へバラを見に行ってきました。 毎年この季節になると行くのですが、いつ見ても目に焼き付く美しさです。 音楽と同じでバラにもお国柄があるようです。 園内のカフェでローズティとケーキを頂きました。 ちなみに「…

6月に日本音楽表現学会が東京で開かれます。

6月17日と18日の二日間、東京池袋の東京音楽大学で日本音楽表現学会第15回大会が開催されます。 日本音楽表現学会とは、演奏、作曲、評論、音楽学、音響学、音楽教育、民族音楽学、音楽社会学などの様々な分野の専門家たちが刺激し合い協力しながら、…

先日の演奏会の演奏を録音したCDを送って頂きました。

先日の演奏会の演奏を録音したCDを東京音楽大学校友会関西支部の事務局長の矢野光子様からお送り頂きました。 東京音大の大先輩で、現在大阪音楽大学で教鞭をとっていらっしゃるピアニストの大竹道哉先生が編集して下さったものですが、録音状況も大変良く、…

グリンカ 幻想的ワルツ ロ短調/Glinka Valse-fantaisie h-moll

グリンカ(1804~1857)は近代ロシア音楽の父と呼ばれたロシアの作曲家です。 幻想的ワルツは、グリンカが1839年思いを寄せていたエカチェリーナ・ケルンのために作曲したピアノ曲でエカチェリーナに献呈されました。 グリンカはこの頃、妻ともうまくいかず…

お庭の薔薇

お庭の薔薇が開花してまいりました。 特別の手入れをしているわけではありませんが、毎年この時期になると、お庭に真紅の薔薇が咲き誇ります。 教室の玄関に飾ってみました。 野生の薔薇ですので、やはり端正に育てられた薔薇とは趣が違うように思います。 …

楽譜の製本

今、ベートーヴェンの後期ソナタに取り組んでいますが、ヘンレ版のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の楽譜は厚さが1,5cm位ありかなり重くなります。 レッスンに行くのに、楽譜を持って行くと腕がしびれますので、今取り組んでいる曲だけ楽譜をコピーして…

演奏者の喜び

4/29の演奏会の後、初めてレッスンに来られた大人の生徒さんから、「先生の演奏を聴いて感動しました。 私も頑張って練習しようと思いました。」というコメントを頂き嬉しく思いました。 自分の演奏で何かのエネルギーを聴衆の方に与える事ができ、学業・仕…

ショスタコーヴィチ ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 作品67

ショスタコーヴィチ(1906~1975)のピアノ三重奏曲第2番は1944年に完成された室内楽曲ですが、17歳の時に作曲された第1番に比べて演奏の機会は比べものにならないほど多く、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏と言えばこの2番を指す事も多いようです。 チ…

ラヴェルの演奏をyou tubeにアップ致しました。

先日4/29に秋篠音楽堂で行われましたラヴェルの「鏡」より1.蛾 3.海原の小舟 4.道化師の朝の歌の演奏をyou tubeにアップ致しました。 当日、会場に来られなかった方々にも、もし楽しんで頂けましたら大変嬉しく存じます。 →♫ラヴェル 鏡より 1.蛾 3.海原の小…

ショスタコーヴィチ ピアノ三重奏曲 第1番 ハ短調 作品8/Schostakovich Piano Trio No.1 c-moll Op.8

ショスタコーヴィチ(1906~1975)は1919年秋ペテルブルク音楽院に入学しグラズノフに師事したソビエト連邦時代の作曲家です。 ピアノ三重奏曲第1番は1923年、ショスタコーヴィチがまだ17歳の時に初めて作曲した単一楽章の室内楽曲です。 献呈は当時ショ…

モーツァルト ロンド イ短調 K.511/Mozart Rondo a-moll K.511

モーツァルト(1756~1791)はハイドンやベートーヴェンと並ぶウイーン古典派を代表する作曲家ですが、1787年3月31日、ウイーンで作曲された31歳の時の作品に「ピアノのためのロンドK.511」という美しい作品があります。 前年の1786年にはオペラ「フィガロの…

京都の河原町・祇園界隈まで足を伸ばし気分転換をしてまいりました。

演奏会の疲れを取り、次の東京での学会に向けて気分を入れ替えるために京都の河原町・祇園界隈まで足を伸ばして出かけてまいりました。 四条通り 自宅は近鉄京都線高の原駅まで車で10分くらいですので、京都へ出かける時は高の原駅を利用します。 竹田という…

演奏会裏話

ラヴェルの鏡にはグリッサンドが多く出てまいりますが、グリッサンドは何度も繰り返し練習するというわけにはまいりません。 (グリッサンド~鍵盤を指の背側で一文字を書くように演奏する奏法) 皮がむけて血が出ますので、イメージトレーニングをして、本番…