2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
主題はシューマンの「Bunte Blatter(色とりどりの小品)作品99」の中の4番目の曲の「Funf Albumblatter I.Ziemlich langsam(5つの音楽帳第1曲)」からとられております。 ♫シューマン 色とりどりの小品 作品99♫~リヒテル ブラームスは第1変奏から第…
兵庫県立芸術文化センターまで樫本大進&小菅優&クラウディオ・ボルケストリオの演奏会を聴きに行ってまいりました。 オール・ベートーヴェン・プログラムでピアノ三重奏曲第1,2,7番「大公」の3曲でした。 樫本大進さんはベルリン・フィル第1コンサ…
ピアノ・コンクールは登山と同じではないかと思います。 一口に山と言っても国内の初級者向けの山から外国のプロの登山家向けの厳しい山までいろいろございます。 コンクールも同じだと思います。 主催者によってコンクール開催の目的が違いますので、自分の…
ブラ―ムス(1833~1897)の「4つのバラード作品10」はブラ―ムス初期の作品集です。 ショパンやリストの叙事詩的なバラードと異なり叙情的な小品集となっております。 単独で演奏されることもありますが、調性上の関係から4曲まとめて演奏される事が多くあ…
リストの「へクサメロン」(別名へクサメロン変奏曲)は1837年クリスティナ・トリヴルツィオ・ベルジョイオーソ侯爵夫人の発案により生まれた作品です。 それはリストと5人の友人のピアニスト(ショパン、ツエルニー、エルツ、ピクシス、タールベルク)と共…
1789年の作品でこの頃のモーツァルト(1756~1791)は人気のオペラ作曲家として名を知られるようになっていましたが、一家の経済状況は厳しいものがありモーツァルトは宮廷での職を希望してベルリンを訪れました。 この曲は、ベルリンの宮殿で仕えていたフラ…
練習の合間に近くの霊山寺まで休憩がてらバラを見に行ってまいりました。 世界各国のバラが丹精を込めて育てられており、その美しさに思わずシャッターを押しました。 音楽もそうですが、バラにもお国柄があるのだと思いました。
公益財団法人日本ピアノ教育連盟の会報が届きました。 ジュリアード音楽院教授のマッテイ・ラエカッリオ氏の「ベートーヴェン以降の物語るソナタ/ドラマとしてのソナタ形式」という講演や平野昭氏の「古典様式のソナタとロマン主義のソナタ」の講演の記事が…
サン=サーンスのピアノ協奏曲第4番は1875年に作曲され、同年10月31日にパリでサン=サーンス自身のピアノ、エドゥアール・コロンヌの指揮でコンセール・シャトレ芸術協会の最初の演奏会において初演されました。 この時期は「サムソンとダリラ」「死の舞踏…
ニコライ・カプースチン(1937~)はウクライナの作曲家・ピアニストでジャズのエッセンスとバッハ以降のクラシック音楽の歴史を内包した作風を持つのが最大の特徴の作曲家です。 1961年モスクワ音楽院を卒業後、1972年までの11年間ソビエト中をジャズ・オー…
フランスのピアニストのマルモンテルの依頼により1886年作曲された作品で副題に”ロシアの農村風景”と付いておりマルモンテルに献呈されております。 初演は1893年チャイコフスキーの死後、ペテルブルクの追悼演奏会でF.M.ブルーメンフェルトによって行われま…
ショパン(1810~1849)のピアノ・ソナタ第3番ロ短調作品58は1844年に作曲され翌年出版されたピアノ・ソナタです。 第2番に比べ有機的な形式や壮大な規模を持ち、ショパンの力強く雄大な一面が発揮された傑作です。 E・ドゥ・ペルトゥイ伯爵夫人に献呈され…
リストのピアノ協奏曲はリスト(1811~1886)が作曲した2番目のピアノ協奏曲ですが、1839年に着手し初稿は同年の9月13日に完成させております。 しかしそれ以降も補筆や改訂を施し1848年頃に「交響的協奏曲」という名称を与えております。 これは後に取り下…
リストのピアノ協奏曲第1番は1830年代から1856年にかけて作曲されたピアノ協奏曲ですが、第3楽章でトライアングルが活躍する事からハンスリックに「トライアングル協奏曲」と揶揄された事で知られております。 本作は1830年代にスケッチが始められており第…
お庭のバラが満開に咲いておりますので写真に撮ってみました。 プロの園芸家の方が丹精を込めて育てられたバラに比べると幾分野生のばらですが。 ♪ピアニスト谷真子公式サイト♪
第85回日本音楽コンクールピアノ部門課題曲を掲載いたします。 第1予選 次の(a)~(h)より1曲を選択し、演奏すること。 ただし、(h)の主題以外、繰り返しをしないこと。進行の都合で演奏をカットすることがある。 (a)Mozart:デュポールのメヌエットによる9…
ショパン(1810~1849)のスケルツォ4番はピアノのための4曲のスケルツォのうちの最後の1曲で1842年に作曲され翌年出版されております。 1番、2番、3番と比べると怒り・絶望といった感情は影を潜め喜びにあふれた洗練されたものです。 構成は自由なロ…
この曲は今年の第70回全日本学生音楽コンクールの小学校の部の本選の課題曲の一つとなっております。 正確な作曲年は不明ですが、出版は1780年にHob.XVI/35~39までの作品から成る「ソナタ集第1巻Op.30」としてウイーンで出版されております。 このソナタ集…
私の愛用のウイーンのベーゼンドルファーのピアノが修理から戻ってまいりました。 部分的にメインテナンスをして頂きながら使用しておりましたベーゼンドルファーのピアノですが、今回弦を全面的に張り替える事になり2か月ほどの間B-tech Japanの工房の方に…
少し前の話になりますが、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番のコンサートのリハーサルをSalon Classicで本番2日前に行った時のことについて書いてみたいと思います。 事前に2回ほどリハーサルができればベストなのですが、今回はニコラさんのスケジ…
(チラシをクリックされると拡大致します。) 今日は私が13歳の時からプライベートでレッスンをして頂いていたカジミエール・ゲルジョード先生が講師で入っていらっしゃる「ショパン音楽大学2016夏期ピアノセミナー」をご紹介致します。 ポーランド国立ショ…