2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
MESSAGE メンデルスゾーン(1809~1847)と聞けば私がまず思い出すのは「無言歌集」ですが、子供の時にこの楽譜を先生から頂いた時はまるで一冊の絵本のようにファンタジックに感じました。 無言歌はドイツ語ではLied Ohne Worte(言葉のない歌)と言います…
<8月30日2稿目> 「ノクターン」と言えばショパンが代名詞のように言われますが、実はいろいろな作曲家がノクターンを作っています。 先日ご紹介しましたリストの「愛の夢第3番」もそうですが、数あるノクターンの中でも特に知られているのがショパンの「…
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MESSAGE(8月30日1稿目) チェロという楽器は何故か人の心に染み渡る音色を持っている魅力的な楽器ですが、私が今までソロで生を聴いたチェリストはミッシャ・マイスキーと上村昇と宮田大とニコラ・デルタイユ各氏の4人です。 どなたも世界的な素晴らしい…
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MESSAGE リスト「愛の夢 3つのノクターン」の第3番S.541はとても有名な曲で映画、ドラマ、フィギュアスケートの試合等良く使用される名曲ですが、まだお耳にされた事がないという方のためにyou tubeにアップされている私の演奏をまずお届け致します。 リス…
INFORMATION 阿部裕之先生御選定によるヤマハC3X購入のご案内(三木楽器) <選定とは?> グランドピアノを購入する際には数台のピアノの中から自分の好みに合った音色のピアノを一台選びますが、その選ぶ作業の事を「選定」と呼びます。 通常はプロのベテ…
MESSAGE リスト(1811~1886)の「ダンテを読んで」はリストの巡礼の年:第2年「イタリア」の中の最後の曲ですが、<第2年「イタリア」>は、イタリアの文学と絵画に焦点が当てられて作曲されています。 1番目の「婚礼」は、イタリアの画家ラファエロ(148…
MESSAGE 武満徹(1930~1996)は日本だけでなくTORU TAKEMITSUとして欧米でも大変有名な現代作曲家ですが、彼の文章で使われる言葉は音と同じくらいの綿密な集中力をもって選び抜かれた感銘を与える言葉が多く、沈黙は金なりとは言いますが沈黙以上の言葉では…
MESSAGE ハイドン(1732~1809)は「交響曲の父」と呼ばれ、 その時代からすれば長生きをした人です。 モーツァルトも随分慕っていたようで、ハイドンがイギリスに立つ前の今生の別れとなった日の事は、ハイドンにも心にひっかかるものがあったようです。 モ…
MESSAGE(門下の方はどうか各自の答えを見つけてみて下さい。) ストラヴィンスキー(1882~1971)の「兵士の物語」を聴かれた事があるでしょうか? 本来は「読まれ、演じられ、踊られる」ユニ-クな新しい音楽のジャンルですが、まずは聴かれた事のない方のた…
MESSAGE 今日はシューベルト(1797~1828)とドイツリートについて書こうと思います。 (シューベルト生誕200年記念シューベルトモデルのベーゼンドルファー~元日本ベーゼンドルファー大阪ショールームお披露目会にて) オペラの伴奏をする時はオーケス…
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MESSAGE 8月17日のブログで触れましたハンがリー国立セニーチェ図書館の世界を驚かせた出来事であるモーツァルト/ピアノ・ソナタK.331の自筆譜を発見されたのは、私がシューマンの写稿譜の事でお世話になった音楽部門主任のバラシュ・ミクシ氏でした。 ♪8月…
MESSAGE さて今は家族旅行で海外に行くのは珍しい時代ではありませんが、発想を変えてもし機会があればイタリアのミラノに行ってオペラを見てくるとかドイツのライプッィッヒに行って教会でバッハを聴いてくるなどの個人の家族旅行はいかがでしょうか? クラ…
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スカルラッティはバッハやヘンデルと同年の1685年生まれのイタリアの作曲家です。 前半生はイタリアで後半生はスペインで過ごした音楽家ですが、イタリア的なメロディ、スペイン的なリズム、ラテン的な陽気さ、多彩な転調とハーモニー、ユーモアのある音楽な…
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今日はロシアの作曲家チャイコフスキーの「序曲 1812年 作品49」について書いて見ようと思います。 この曲はチャイコフスキーの管弦楽曲の中でも大変親しまれている曲ですが、以前東京音楽大学校友会関西支部の企画で二台ピアノによって演奏を致しまし…
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ピアニストにとっては各国の輸入の楽譜や音楽書を見るときにも語学は必要なものですが、私も東京音楽大学の授業でドイツ語とイタリア語を履修するのと同時に、東京赤坂にあるゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化センター)へドイツ語を習いに通っており…
今日はフランスを代表する作曲家の一人であるモーリス・ラヴェル(1875-1937)と私が趣味で訪れる絵画・工芸展の中からフランスの画家、作家の展覧会について書いて見ようと思います。 私がプライベートで師事するピアニストの阿部裕之先生はラヴェ…
(立原道造パステル画~中学生) 立原道造(1914~1939)という建築家・詩人をご存じでしょうか? 私はその名前を母から聞き、初めてそういう人がいたという事を知ったのですが記念館に行って驚きました。 大正・昭和の初期の日本にこういう人がいたのだと思い…
今日はシューマンについて徒然に書いてみようと思います。 シューマンと聞くと私には文学を愛した音楽家というイメージがあるのですが、妻のクララ・シューマンとの数多いエピソードでも有名な音楽家です。 ロベルトとクララの二人の往復書簡集が各国語に訳…
今日はショパンのスケルツォ第2番、第3番とポーランドのピアニストのクリスティアン・ツイメルマンとロシアのピアニストのユリアンナ・アヴデーエワそしてドイツの巨匠ヴィルヘルム・ケンプについて徒然に書こうと思います。 ショパンのスケルツォ第3番嬰…
ショパンはピアノの詩人と呼ばれている作曲家ですが、日本人だけではなくどこの国の方にも人気のある作曲家のようです。私が中学3年から帰阪するまでプライベートレッスンでお世話になっていた東京在住のピアニスト関孝弘先生も(7月30日の記事に関先生の…
神戸市立博物館へプラハ国立美術工芸博物館ボヘミアングラス展を見に行ってきました。 ピアノを弾くという作業は非常に感性を消耗致しますので時々感性の補充をしないとイメージが枯渇してしまいます。 お子さんの場合も練習はもちろん大切ですが、公園で遊…
今日は私が小さかった時のバッハのお勉強の仕方について書いてみようと思います。趣味でピアノを習ってらっしゃる方にお聞きするとバッハはやっていないとおっしゃる方が多いように思いますが、バッハは西洋音楽の基本になりますのでたとえ趣味でされるにし…
将来専門に進むお子さんの場合は小学3年くらいででモーツァルトのピアノ・ソナタ、小4でハイドン、小5になるとベートーヴェンのソナタをする場合が多いですが、私も5年、6年はベートーヴェンのお勉強をしておりました。 ウイーン古典派の作曲家達は近、…
私が本格的にモーツァルのトピアノ・ソナタ集に入ったのは小学3年生でした。それまでにもソナチネ集の中にモーツァルトやハイドンやベートヴェンの簡単なソナタは出てまいりますので読譜程度の事はしておりましたが、ソナタ形式をお勉強しているという意識…