2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「ノルウエー民謡による変奏曲形式のバラード」はグリーグ(1843~1907)が作曲したピアノ曲で単に「バラード」とも呼ばれます。 グリーグの代表作「ペール・ギュント」が完成された1875年から1876年にかけて作曲されたピアノ曲で、主題として使用されている…
「ピアノ・ソナタホ短調作品7」はノルウエーの作曲家グリーグ(1843~1907)が作曲した唯一のピアノ・ソナタで創作の最初の頃に作曲されました。 ドイツのライプツィヒ音楽院で学んだグリーグは1862年に卒業すると母国ノルウエーに戻りピアニスト・作曲家と…
コンサートを聴いて下さった方からよくリハーサルは何回ぐらいするのですかという質問を頂きます。 先日の7月7日の室内楽コンサートのリハーサルについて書きたいと思います。 今回のコンサートは秋篠音楽堂ホール主催のコンサートですので、一週間ほど前に…
「ピアノ・ソナタ第9(8)番イ短調K.310」はモーツァルト(1756~1791)が作曲した全3楽章からなるピアノ・ソナタです。 モーツァルトが作曲したピアノ・ソナタの中では珍しく短調で書かれており、他に短調で書かれているピアノ・ソナタはK.457があるのみ…
「3つのピアノ曲」はシューベルト(1797~1828)の死の半年前の1828年の5月の作品です。 最期の年のシューベルトの創作意欲はむしろ高まっており最後の3つのピアノ・ソナタD.958~960等といった傑作が生み出されております。 この作品は死後忘れられてお…
新進気鋭のお薦めのピアニスト チョ・ソンジンの演奏をピック・アップしてみました。 ♫ショパン ピアノ協奏曲第1番♫ ♫モーツァルト ピアノ・ソナタK.332♫ ♫ショパン 幻想曲♫ ♫リスト ダンテを読んで♫ ♫ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番♫ ♫ショパン ノ…
「版画」は1903年に完成されたドビュッシー(1862~1918)のピアノ曲で「映像」とともに印象主義音楽のピアノ曲の書法を確立した作品です。 3曲の独立した曲から成り、オリエント・スペイン・フランスから題材を採っております。 作曲の完成直後に書いた手…
ピアノ・ソナタ第29番作品106はベートーヴェンが作曲したピアノ・ソナタですが、全10曲ある4楽章制のピアノ・ソナタの最後を飾る大曲です。 「ハンマークラヴィーア」という通称で親しまれております。 作曲に取り掛かったのは1817年11月で翌1818年初めまで…
インヴェンションとシンフォニア BWV 772-801(Inventionen und Sinfonien BWV 772-801)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685~1750)が作曲したクラヴィーアのための曲集でケーテン時代の1723年頃の作品です。 同年、バッハは聖トーマス教会音楽監督…
スカルラッティ(1685~1757)の鍵盤のためのソナタのうちカークパトリック番号のK.1からK.30までは「Essercizi per Gravicembalo」として出版されポルトガル王ジョアン5世に献呈されました。 これは生前に唯一、作曲家自身が出版した曲集で、その序文はス…
「アンダンテと変奏曲 へ短調」はハイドン(1732~1809)が1793年に作曲したピアノ曲です。 1789年ハイドンはウイーンの貴族マリアンネ・フォン・ゲンツィンガー夫人の知己を得ます。 ゲンツィンガー夫人はハイドンの音楽の信奉者で二人は手紙を通じて友情を…
秋篠音楽堂でのブラームスのピアノ三重奏曲第1番の室内楽コンサートが無事に終了致しました。 大勢のお客様にご来場いただき盛会の内に終了でき大変嬉しく思っております。 ブラームスを40分演奏するのは精神的にきつい所がございますが、良いお勉強になりま…
7月7日(木)午後7時より奈良の秋篠音楽堂で室内楽の演奏会を行います。 日時:2016年7月7日(木) 開演19:00(開場18:30) 会場:秋篠音楽堂(近鉄大和西大寺駅下車徒歩3分 ならファミリー6階) 入場料:前売3,000円 当日3,500円(全自由席) 主催:秋篠…
第33回日本ピアノ教育連盟(JPTA)ピアノ・オーディションの要項が届きましたのでお知らせ致します。 コンクールの詳しい様子はブログ第9回日本ピアノ教育連盟全国優秀者演奏会の思い出をご覧頂けたらと思います。 地区予選は11月から始まりますが、申込期間…
秋篠音楽堂で7/7の演奏会のリハーサルを行ってまいりました。 ワルシャワ・フィルのコンサート・マスターズの音楽はゆったりとしていてヨーロッパの音楽でした。 7/7の演奏会には大勢の方のご来場をお待ち申し上げております。 ♪ピアニスト谷真子公式サイト♪
プーランク(1899~1963)のヴァイオリン・ソナタは1942年の夏から翌43年の春にかけて作曲されたプーランクの最後のヴァイオリン・ソナタです。 プーランクは音楽学者クロード・ロスタンとの対話の中で「ソロ・ヴァイオリンは嫌いです。 この作品を書いたの…
サン=サーンス(1835~1921)の「序奏とロンド・カプリチオーソ」はサン=サーンスが作曲したヴァイオリンと管弦楽のための協奏的作品です。 ピアノ伴奏版でも演奏されます。 スペイン出身で名ヴァイオリニストのサラサーテのために書かれスペイン風の要素…