ピアニスト谷真子Official Blog「message」

ピアニスト谷真子公式サイトよりブログ「message」

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

昨年アンリ先生のレッスンを受けた内容から。

昨年アンリ先生のレッスンを受けた内容からです。 ショパンピアノソナタ第2楽章。 1小節目の四分音符は跳ねないで。 中間部のpiu lentは、本当に小さな音で。 アンリ先生の弾かれる音は本当に遠くから聞こえてくるような弱音かつ美しい音でショパンらしく素…

イタリアンコンチェルト

J.S.バッハ作曲のイタリアンコンチェルトは、当時から人気のある曲であったようです。 現代のピアノではなく、チェンバロのために作られた曲で、フランス風に対してイタリア風と書かれ、コンチェルト様式(対立様式)で書かれています。 原典版にも、fとp…

イタリアンコンチェルト

J.S.バッハ作曲のイタリアンコンチェルトは、当時から人気のある曲であったようです。 現代のピアノではなく、チェンバロのために作られた曲で、フランス風に対してイタリア風と書かれ、コンチェルト様式(対立様式)で書かれています。 原典版にも、fとp…

ショパンノクターンop.9-2

ショパンノクターンOp.9-2は、とても有名でよく知られている曲であります。 ロンド形式で作曲され、左手は同じ8分の12拍子による伴奏音型で、右手は最初の主題を元に変奏され、繰り返されるというシンプルな作りです。 ノクターンを作曲するにあたり、ジョン…

ショパンノクターンOp.9-1第1番

ショパンノクターンOp.9-1第1番は、新プログラムの後半の最初にOp.9-2と共に組みました。 ノクターンらしい左手の拡張型の伴奏音型と、右手の装飾変奏形式の歌うようなカンタービレによるメロデイーはショパンらしい曲と言えます。 シンプルな三部形式で、…

ドビュッシー子供の領分から第5曲第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」

ドビュッシー子供の領分第5曲は「小さな羊飼い」第6曲は「ゴリウォーグのケークウォーク」というタイトルが付いています。 第5曲は、冒頭はフルートのような繊細な旋律によって始まり、付点リズムの愉快な単旋律が歌われる静かな曲であります。第6曲「ゴ…

ドビュッシー子供の領分第3曲第4曲

ドビュッシー子供の領分第3曲「人形へのセレナード」第4曲「雪は踊っている」について書きたいと思います。 第3曲「人形へのセレナード」は前曲の「象の子守歌」同様、五音音階が使われ、主題では現代的なリズムが使われている。セレナードとは窓辺で静に…

ドビュッシー子供の領分から第2曲「象の子守歌」

ドビュッシー子供の領分から第2曲「象の子守歌」について書きたいと思います。 五音音階と二度による和音が異国情緒を喚起させますが、先日のテート美術館光LIGHTでもあったように、この時代に自然の風景や光、何らかの特定の自然の対象物を描くことは珍し…

調律に来て頂きました。

レッスンに使用しているYAMAHAC3のグランドピアノの調律に来て頂きました。 調律すると、音程がよくなる、軽く弾きやすくなる、音やアクションもすっきりするなどの効果が得られます 来て下さっているのは、いつもの神戸店の佐藤誠さんです。YAMAHAの金文字…

ドビュッシー 子供の領分

www.youtube.com 次のリサイタルのプログラムの第1部の最後に組んでおりますドビュッシーの『子供の領分』原題:Children's Cornerは、愛娘クロード・エマ(愛称 “シュシュ” Chouchou)のために作曲され、シューマンの『子供の情景』とも似通っており、子供…

テート美術館展光LIGHTという展覧会を見に行きました

大阪中之島美術館にテート美術館展光LIGHTという展覧会を見に行きました。 テート美術館展 光LIGHTターナー、印象派から現代へ行きました。 大阪中之島美術館です。イタリアのような宗教画から、現代の都市の光の色彩によるモダンアートまで、楽しい美術館展…

楽譜を3冊用意

コンクールに出るときは、楽譜を最低3冊は用意して見比べますが、楽譜によって、随分違います。指番号、アーテイキュレーション、スラーの書き方、など違うと、曲の印象は随分違うものです。 シューマンの幻想曲作品17の自分で調べた資料より。もう要らない…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 2024年、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 ♬ピアニスト谷真子公式サイトはこちら♬