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ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 作品43/Rakhmaninov Rapsodie sur un theme de Paganini pour Piano et Orchestre a-moll Op.43

ロシア革命(1917)の中、アメリカへ亡命したラフマニノフ(1873~1943)はアメリカでピアニストとして名声を獲得し演奏家としての活動に追われておりました。

そのような中で1934年6月スイスのルツェルン湖畔に建てた別荘で作曲を開始しわずか2か月で仕上げたのがこの「パガニーニの主題による狂詩曲」です。

初演は1934年11月ラフマニノフのピアノ独奏で行われました。

パガニーニの主題による狂詩曲」は主題と24の変奏から成り、独奏ピアノとオーケストラというピアノ協奏曲スタイルで作曲された狂詩曲ですが、パガニーニのヴァイオリン曲「24のカプリシャス」の第24番「主題と変奏」の主題を用いてラフマニノフが変奏させたものです。

パガニーニ 24のカプリシャス 第24番

構成はパガニーニの主題の断片による8小節の序奏の後、まず先に第1変奏がおかれ、その後で主題があらわれ、第2変奏へと続いていきます。

ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲♫~トリフォノフ

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