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メシアン 8つの前奏曲/Messiaen Preludes

メシアンはフランスの現代音楽の作曲家ですが、同時に神学者・鳥類学者・共感覚の持ち主としても有名です。

1919年11歳でパリの国立高等音楽院に入学し、多くのプルミエプリ取得後、1930年卒業します。

1931年、22歳でパリのサントトリニテ教会のオルガ二ストに就任し、最後までその職を務めあげます。

1942年、母校の教授となりますが、弟子にはブレーズ、シュトックハウゼンクセナキスなど多くの弟子を育て上げています。

8つの前奏曲は1929年作曲されたメシアンの最初の重要なピアノ曲ですが、各曲に付けられた詩的なタイトルはドビュッシー前奏曲集をイメージさせられる所もあります。 しかしドビュッシーとは一線を画した音楽観を呈しており、メシアンの独立した世界を表現しております。

1 鳩 / "La colombe" 

2 悲しい風景のなかの恍惚の歌 / "Chant d'extase dans un paysage triste" 

3 軽快な数 / "Le nombre léger" 

4 過ぎ去った時 / "Instants défunts" 

5 夢のなかのかすかな音 / "Les sons impalpables du rêve" 

6 苦悩の鐘と告別の涙 / "Cloches d'angoissse et larmes d'adeu" 

7 静かな嘆き / "Plainte calme" 

8 風のなかの反映 / "Un reflet dans le vent" 

メシアン 8つの前奏曲より 鳩

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