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ハイドン オラトリオ 天地創造

9月16日、兵庫県立芸術文化センター佐渡裕さん指揮のハイドンのオラトリオ「天地創造」を聴きに行きます。

母から勧められて一緒に聴きにいくのですが、楽しみにしております。

母のFBから、天地創造について拝借しました。

天地創造とはキリスト教旧約聖書の「創世記」における神による天地創造の物語の事で、よく宗教画などでモチーフにされているものです。

創世記の冒頭には次のように書かれています。

初めに神は天と地を創造された。

さて、地は形がなく、荒漠としていて、闇が水の深みの表にあった。 そして、神の活動する力が水の表を行きめぐっていた。

それから神は言われた、「光が生じるように」。すると光があるようになった。そののち神は光を良いとご覧になった。 そして神は光と闇との区分を設けられた。

そして神は光を昼と呼ぶことにし、闇のほうを夜と呼ばれた。こうしてタとなり、朝となった。一日目である。

次いで神は言われた、 「水の間に大空が生じ、水と水の間に区分ができるように」。そうして神は大空を造り、大空の下に来る水と大空の上方に来る水とを区分してゆかれた。 そしてそのようになった。 そして神は大空を“天と呼ぶことにされた。 こうしてタとなり、朝となった。二日目である。

1日目 神は天と地をつくられた(つまり、宇宙と地球を最初に創造した)。暗闇がある中、神は光をつくり、昼と夜ができられた。

2日目 神は空(天)をつくられた。

3日目 神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせられた。

4日目 神は太陽と月と星をつくられた。

5日目 神は魚と鳥をつくられた。

6日目 神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくられた。

7日目 神はお休みになった。

日曜日が休日のしきたりはキリスト教のこの信仰から生まれたものですが、ヨーロッパではこういう宗教上の理由から、休日はお店がお休みだったり、騒音を立てると厳しくとがめられたり、また日曜日は礼拝の日と定められていたりします。

さてハイドンのオラトリオの天地創造はこの物語を音楽で表現したもので、絵で見るより分かりにくいですが、、ハイドンが2度目のロンドン滞在を終えてウイーンに帰ってきた後の、1796年から1798年にかけて作曲されました。

旧約聖書の「創世記」第1章とミルトンの「失楽園」を元にして書かれた英語の台本のドイツ語訳にハイドンが作曲したものです。

ミルトンの「失楽園」は旧約聖書の「創世記」第3章を描いたものですが、アダムとイヴの楽園追放のテーマで有名です。

今でも、ウイーンでは新年の初めの演奏会に恒例として演奏されます。

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