この度、新しくCDを録音致しました。昨年6月秋篠音楽堂でのリサイタルでの曲目と同じプログラムをレコーディング致しました。フランス音楽とドイツ音楽が両方楽しめるCDになっていると思います。
収録は、B-tech Japan Osakaスタジオで、ピアノは、ウィーンのピアノのべーゼンドルファーインペリアルを使用しております。
どうぞ、お手に取られてお楽しみ頂けましたら、大変嬉しく存じます。
Bach=Busoni,Schubert,Debussy,Ravel
Masako Tani
ドビュッシー 映像第1集
ラヴェル ラ・ヴァルス
【レコーディング】2020年2月12日(水)
【会場】B-techJapan Osaka Studio
【ピアノ】ベーゼンドルファーBösendorferインペリアル
【品番】RS-02003
【発売元】RAPT SOUND
【定価】1枚 \2,000(税込)
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♪profile
CDを取り出すと私が撮影したプラハの写真が浮かび上がるデザインになっております。
profile
クラシック音楽を専門とするレコーディングディレクター。
2001年、株式会社ラプトサウンドに入社。
スタジオUSENでアシスタントエンジニアを経験後、2004年に退社して渡独。2年の研修期間を経て、ドイツ・ハイデルベルクにあるレコーディングスタジオ、Tonstudio van Geest社に入社。
Claves、ECM、Hänssler Classics、NAXOSなどのレーベルの依頼により、 シプリアン・カツァリス、シュトゥットガルト室内管弦楽団、ラ・プティット・バンド、アルボ・ペルト、エストニア交響楽団など、数多くのCD作品の制作を手掛ける。 レコーディング技術、デジタル編集を担当した、「マンハイマー・モーツァルトオーケストラ」のCD作品は、2011年ロサンゼルスで開催された、「グラミーアワード」にノミネートされた。
自宅に飾ってある絵:後藤昭弘画伯(建築家) ピアノを弾いている私の絵 CD表紙のジャケットの絵より
後藤昭弘デザイン シャンデリア↓ウイーンロブマイヤー製 GTO Chandelier.長野オリンピックOfficial hotel 長野国際ホテル21ロビー/長野県花りんどう がモチーフ、高さ8メートル国内最大級シャンデリア。20数年前の作品です。
光に温かみがあり、綺麗なシャンデリアです。
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♪blog 「message」
今回CDを初めて発売したわけですが、「いつかCD録音をしたら良いよ」とおしゃって下っていたのは、中学時代からの恩師横浜の関孝弘先生です。高校生1年生の頃です。
音大を卒業した頃CDを出してヨーロッパに持って行ったら良いとアドヴァイス下さる方がいらっしゃったり、(それは国際コンクールに入らないと出来ないんじゃないの?)と思っていたのですが、CDを聴きたいと言ってくださる方もいて、CDを作りました。
レッスンにお伺いした時に、家にあった古いカセットテープで録音していたら、「今度CD録音するから、Sonyに人に会うから、良いマイクどんなのが良いか聞いといてあげる」と関先生が言われて、分けて下さったのが、写真のDAT(関先生が副科をみてらした藝大生が持っていたもので、新品ですが5万円ほどだった思います。使わないということで、分けて下さいました)とマイクなのです。
関先生が出されたCDはショパンのワルツなどが入ったものだと思いますが、録音の後には、DATのテープに録音されたものを聴かせて下さいました。「これが元となり、編集してCDになる。録音で使うマイクは、何十万、何百万円とする。それを10本近くあらゆる角度から取るんだよ」「全部聴いてチェックしないといけないから」とお話しされていました。
DATのテープはlongで最長4時間入るので、一回2時間強のレッスンで1回目は入れ替えずに録音出来、2回目はレッスンの途中でテープを入れ替えていたので、毎週DAT用のテープを家族に買ってきてもらっていました。
DATで当時のレッスンを録音したテープが、何百本と家に残っております。
とても良い音でレッスンの復習もよく出来ましたし、テープにダビングしたものを母が祖母のところに持って行っていたようで、祖母が、「老後ですることがないから、あなたのレッスンのテープを1日かけて聴いているのよ。最近のお若い先生はとてもお優しいのね。昔はお三味線の先生なんかとても怖かったのに」と申していたので、快適な音で聴けていたのではと思います。