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迫昭嘉ピアノリサイタルフエニックスホール

迫昭嘉ピアノリサイタルを聴きにフエニックスホールへ行きました。

15年ぶりくらいの大阪公演のような気がするのです。(何気に調べている。)

お席に余裕を持たせているので、当日券がなくなることはないとお聞きし、早めに参りました。

一番乗りで当日券をゲット。

早めに着いたので開演待ち。ブッフビンダーか巨匠のLPを持っているとかお話されたり、クラシックはやはりマニアの人が聴きに来られることが多いのだと感じました。

レスピーギの古風な舞曲とアリア、ドビュッシーの映像第1集、ショパン舟歌ショパンソナタ第3番が演奏されました。

拍が厳格でとても素晴らしかったです。

全体にゆったりとしたテンポ。

ショパンソナタ第3番では、ショパンが肺結核を患い、静養中のノアンで書かれた作品で、拍が厳格で全体に重苦しい雰囲気が漂い、ショパンの内面まで掘り下げた内容。当日の湿気の多い天気とも相まっていました。

イタリアミラノに長く住んでおられたそうですが、イタリアのピアノではなく、全くドイツでお勉強されたでイタリアの歌があり、そこかしこにベートーベン弾きの威厳が見えました。

お客様は、迫さんと同世代のシニア層のフアンの方が心待ちにされているように感じでした。東京は厳しく、少し観客の雰囲気が違うようでした。クラシック公演では珍しく、後は若いカップルのデートが目立ちました。

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(今日は、久しぶりにコンサートを楽しませていただきます。関孝弘さんのコンサートで、後ろの人が、ピアニストの人って、どんな聴き方するんだろうねと話していた。今日は、普通の聴衆になって、聴きました。2階席を選びましたが、天井に登ってくる音をなんとなく響きを楽しむ。時にはうつらうつら。つまり、忙しい日常から、離れて、娯楽、エンタテインメントです。ショパン舟歌だけ。でも、それでは、お勉強にはならないと思います。講座をメモを取らずに、ボーッと聴く感じです。途中からは、手やタッチを見て、つまりは、レッスンと同じ。見て盗む感じです。4000円のチケットは、安いと感じました。8000円くらいでも良いと思います。生憎の雨で、ピアノが湿気ている感じで、可愛そう。イタリア→ポーランド、フランス→スペインの風景が見えるコンサートでした。迫さんと同世代のファンの方なのか、シニア層の方が多いように思いました。あとは、若いデ-トのようなカップル。)

(昨日の迫昭嘉さんのピアノrecitalショパンソナタ第三番の第4楽章、ショパンの後期の作品で、結核を患い、ノアンで書いた作品ですが、本当に拍が厳格で素晴らしかったです。リストのように弾かれた演奏はよく聴きますが、テンポは遅めで、厳格。全体には、グレーのイメージ。その重苦しい雰囲気が、行き渡り、昨日の湿度の高さの天気ともあいまっていた。指揮者もされているので、最後は、指揮をしているようなピアノでした。)