ピアノ協奏曲第2番は名ピアニストとして国際的に名を馳せていたサン=サーンス(1835~1921)が作曲した2番目のピアノ協奏曲です。
1868年にわずか17日間で作曲され5月13日にサン=サーンス自身のピアノ、友人のアントン・ルービンシュタインの指揮でパリで初演されました。
しかし作曲に着手してわずか3週間で初演にこぎつけたため、練習に十分な準備もできず完成された演奏ではなかったものの、演奏会は好評を博しました。
リストはこの作品を高く評価し、やがてこの作品はサン=サーンスの代表作の一つとして数えられるようになり、今日では作曲したピアノ協奏曲の中では4番と並んで最も人気が高い作品となっております。
出版は1868年中にされております。
なおビゼーはこの曲のピアノソロ用編曲を残しており難曲として知られております。