ピアニスト谷真子Official Blog「message」

ピアニスト谷真子公式サイトよりブログ「message」

グリーグ ピアノ・ソナタ ホ短調 作品7/Grieg Klaviersonate e-moll Op.7

「ピアノ・ソナタホ短調作品7」はノルウエーの作曲家グリーグ(1843~1907)が作曲した唯一のピアノ・ソナタで創作の最初の頃に作曲されました。

ドイツのライプツィヒ音楽院で学んだグリーグ1862年に卒業すると母国ノルウエーに戻りピアニスト・作曲家として活動を始めます。

1863年デンマークの作曲家ニルス・ゲーゼを訪問するためコペンハ―ゲンに行きしばらく同地に住みますが、同地でノルウエーの作曲家リカルド・ノルドロークと知り合います。 グリーグはノルドロークの影響を受けて国民主義的な音楽を書くことを決心致します。

このピアノ・ソナタはそれから2年ほど経った1865年に作曲されましたが、このソナタにはさほどノルウエー的なものは強く示されてはおりませんが、旋律の端々にはグリーグの後の作品に聴かれるような彼らしい特徴が見られます。

全4楽章の構成ですがめったに演奏されない作品です。

グリーグ自身が1903年5月2日パリで第3,4楽章を録音しておりアンスネスやグールドも録音しております。

グリーグ ピアノ・ソナタ第3楽章♫~グリーグ

グリーグ ピアノ・ソナタ第4楽章♫~グリーグ

グリーグ ピアノ・ソナタ♫~グールド

グリーグ ピアノ・ソナタ♫~ラローチャ

グリーグ ピアノ・ソナタ♫~ギンズブルク