シューマン フモレスケ 変ロ長調 作品20/Schumann Humoreske B-Dur Op.20
フモレスケはシューマンが1839年に作曲したピアノ独奏曲ですが、その当時シューマンはウイーンに住んでおりました。 同時期に作曲された曲としては「アラベスク」や「花の曲」があります。
後、結婚をするクララは当時はパリに滞在しておりましたが、シューマンはクララへの手紙の中でフモレスケの作品の中でクララへの愛を書き表しているとクララに書いております。
またシューマンは自身で「この世のあらゆる事から影響を受け、その気持ちを音楽で表すという方法を見つけた」と述べていますが、その言葉通りフモレスケはその表情を次々に変え捉えにくい作品となっております。
シューマンによるとフモレスケはドイツ人に特有なフモレスケ(人間の様々な感情が交差した状態)でいわゆるユーモアとは異なると言っております。
曲は大きく分けると7つの部分に分けられますが、5,6,7の部分を一つにまとめて考え5つに分ける解釈もあります。
1.単純に(Einfach 変ロ長調 4/4拍子)
2.性急に ("Hastig" ト短調 2/4拍子)
3.単純、繊細に "Einfach und zart" (ト短調 4/4拍子)
4.愛情をこめて ("Innig" 変ロ長調 4/4拍子)
5.非常に活発に ("Sehr lebhaft" ト短調-変ロ長調 2/4拍子)
6.いくらか華麗さをもって ("Mit einigem Pomp" ハ短調 4/4拍子)
7.最後に ("Zum Beschluss" 変ロ長調 4/4拍子)
♫シューマン フモレスケ♫~ルプー