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サン=サーンス 6つのエチュード Op.111/Saint-Saens Six etudes Op.111

サン=サーンス(1835~1921)はフランスの作曲家ですが、優れたオルガ二ストでもありました。

1848年に13歳でパリ音楽院に入学し作曲とオルガンを学び、1857年にはパリのマドレーヌ教会のオルガ二ストに就任します。

練習曲は全部で18曲書いており、「6つの練習曲作品52」「6つの練習曲作品111」「6つの左手のための練習曲集作品135」の3つの曲集にまとめられました。

6つの練習曲作品111は第1曲は1892年に作曲され残りは1899年にスペイン領のラス・パルマスで作曲されそれぞれが別々のピアニストに献呈されています。

ラス・パルマスを初めて訪れたのは母を亡くした翌年の1889年ですが、その後7度も訪れており、第4曲の「ラス・パルマスの鐘」は南国の青空の下の鐘の音がまるで絵のように描かれております。

1 長3度と短3度 / "Tierces majeures et mineures"

2 半音階奏法  / "Traits chromatiques"  

3 前奏曲とフーガ / "Prélude et Fugue"  

4 ラ・パルマの鐘 / "Les cloches de Las Palmas"  

5 半音階的長3度 / "Tierces majeures chromatiques"  

6 第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ / "Toccata d'àpres le final du cinquième concerto"

サン=サーンス 6つのエチュード 作品111-4

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