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学会で上京してまいりました。

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学会で上京してまいりました。

学会で発表するにあたっては、今までの研究をさらに発展させて、新しい切り口から新たな論点を見つけなくてはいけませんので、研究を進めておりましたが、本日の学会では納得いく発表ができたのではないかと思っております。

今までの研究では第1楽章を研究対象としておりましたが、今回は新しく第2楽章を研究対象とし、テーマは「シューマンの幻想曲Op.17の第2楽章の演奏解釈~ホロヴィッツとアラウとキーシンの音源比較によるテンポの違いを通して~」と致しました。 第2楽章は作曲的にも第1楽章とは全く違った展開を見せており、演奏解釈の研究発表も新たな展開を示すことが出来たのではないかと思います。 

また私の見解とは異なるピアニストのCDを会場でかけてその違いを明確にさせ、自分で演奏しながらなぜ私がそのように演奏するのかをテンポを論点の中心として論じてまいりました。

今後も第3楽章へ、また他の論点から、そして他の曲へと研究を進め、シューマンについてさらに深めてまいりたいと思います。

会場が母校の東京音楽大学でしたので、大変懐かしく、学生時代の思い出の場所や改装されたA館を廻ってきました。

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また神戸大学大学院でお世話になった坂東肇先生も聴きに来て下さり、大変嬉しく思いました。

学生時代の友人とも久しぶりに会う事ができ積もる話をして一時リラックスができたように思います。

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第15回日本音楽表現学会クロッシング大会の模様(日本音楽表現学会のHPより)

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