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ベートーヴェン ロンド ト長調 Op.51-2

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ベートーヴェン(1770~1827)はドイツの作曲家ですが、バッハの作品が旧約聖書と呼ばれるのに対してベートーヴェンの作品は新約聖書と呼ばれ、日本では「楽聖」とも呼べれております。

ベートーヴェンは1792年7月、ロンドンからウィーンに戻る途中ボンに立ち寄りそこでハイドンにその才能を認められ弟子入りを許可されます。

11月にはウィーンに移住し、まもなくピアノのヴィルトゥオーゾとして名声を博します。

20歳後半より難聴が悪化し遂に1802年にハイリゲンシュタットの遺書を記しますが、ベートーヴェンは立ち直り素晴らしい作品を次々と生み出していきます。

ベートーヴェンのロンドOp,51はソナチネ教則本にも収められており、小さいお子さんでも弾かれる曲ですが、その簡潔な美しさを表現しようとすると大変難しい作品です。

Op.51-2は1798年から1800年にかけて作曲され、出版は1802年にアルタリア社から出版されました。

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