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ラヴェル演奏の難しさ

11月6日に私が現在、師事しております阿部裕之先生のラヴェル作品による演奏会が大阪・梅田のフェ二ツクスホールで開催されます。

こちらのホールは、ホールの後ろがガラス張りになっています。 閉まっており壁のようになっている時も多いですが、ガラス張りのまま空いている時は、大阪・梅田の夜景が美しいホールです。 そんなに大きくはないホールですが、響きもよく、良い音響で聴けるのではないかと楽しみにしております。

ラヴェル全曲演奏会とのことですが、クラシックのコンサートでラヴェルのみによるプログラムというのは、そんなに多くはないのではないかと思います。

ラヴェルの作品は、ドビュッシーと同じく印象派と呼ばれる時代の作曲家で、聴いているととても大変美しい曲が多いです。

阿部裕之先生に師事するようになり、ラヴェルの作品をレッスンして頂く機会が増え、コンサートのソロ・プログラムでもよく弾きますが、何しろラヴェルの作品は暗譜がとても難しいのです。

また、暗譜できたとしても、3日も放っておくと、すぐに暗譜を忘れ、手の動きも鍵盤の正しい位置にぱっと飛べなくなるのです。 ソルフェージュの生まれたフランスの作曲家ですので、和声的にもラヴェルの楽譜はとても精密に出来ています。

阿部先生にはレッスンで、和声的に分析をした方が良いとアドヴァイスを頂きますが、フランス和声独特の和声のつながりで出来ていますので、かなり難解な分析です。

今回のコンサートは全部ラヴェルのプログラムという事ですので、暗譜するだけでも、練習量とともに大変です。

阿部先生はラベルをライフ・ワークとされていますので、独自の深みのある解釈による演奏をされるのではと楽しみにしているところです。

関西地方にお住まいの方は、是非、一度聴かれてみて下さい。

お問い合わせ先はコジマ・コンサートマネジメント KCMチケットサービス 0570-00-8255でございます。 残席少なくなっておりますのでお求めの方は是非お早くお求め下さい。

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