ピアニスト谷真子Official Blog「message」

ピアニスト谷真子公式サイトよりブログ「message」

レッスンでのエピソード

子供をレッスンしていますと、思いがけない出来事に遭遇する事が良くあります。

幼稚園の生徒さんにお渡ししていたワークブックの中に、「四角の中にちょう(調)をかきましょう」という課題で、♭や♯の数から、ハ調やホ調などと調性をこたえる課題がありました。

最近はお子様の習い事の中でソルフェージュ教育という言葉が浸透し、ピアノを習う前にリトミックソルフェージュをとてもよく習ってこられている生徒さんも多いです。

ピアノレッスンではまだ教えていませんでしたので、これから教えようと思っていたところ、「ちょうを書~こうっと」と言いましたので、教えなくてももう知っているのかなと思ったところ、バタフライ(蝶々)の絵を描いた生徒がいました。

私の方は音楽用語の中で「ちょう」と言えば、「調」をイメージしますが、子どもにとっては「蝶」の方が自然な発想かもしれません。

またベートーヴェンの写真を見ると、私は畏怖の念を覚えますが、「このおじさん何だ」と言うお子さんもいます。

今からいろいろな教育を受ける事で、知識も増え、価値観が固まっていくのだと思いますが、子どもの無垢な発想には驚かされる事も多いです。

ピアノのレッスンは塾とは違い、長期間に渡るお付き合いになりますので、3歳だったお子さんが中学生になられたりすると、嬉しいものがあります。

中学生くらいになると、純粋にクラシック音楽に興味を持ってくれますが、小さい間はご褒美で頂けるシールやキャンディをお目当てにくるお子さんも多く、小さいスリッパを見ると、仕方のない事だと思えます。

生徒の皆さんは、レッスンスタート前に受付で出席カードにシールを貼ります。

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レッスン後には、頑張ったご褒美に受付でキャンディーがもらえます。

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レッスン室では、生徒様用スリッパでお出迎え。

小さい生徒さんは、レッスン中には、ペダルを踏んだり、足踏み台の上で足が滑るため、しっかり床を踏ん張れないので、スリッパを脱いでいらっしゃるお子様が多いですが、レッスン後には、玄関まで履いて帰って頂いております。

レッスン後の後片付けの習慣も付き、先生の教室の後片付けの用事も減り、一石二鳥です。

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