・ただ静かなだけでなく、和声的に色が必要。cresc.は、espressivoで。
一番美しいところ。
・冒頭の主題が繰り返された後、最後のcoda。それまでの回顧のように。左手は、チェロのように響くように。
Op.79-2(第2曲)から。
ドイツの巨匠ヴァルヘルム・ケンプの演奏は大変な名演だと思います。
のんびり感傷的に弾いていて、聴いて楽しむにはとても良いですが、演奏の参考にするには、現代のスピードの速さの中では、少しゆったり聴こえるかもしれません。
・流れるところは流れて。
中間部は目まぐるしく転調されているため、それが美しいところですが、
・大きいフレーズ(スラー)を見失わないで。
などです。
阿部裕之先生のご自宅でのレッスンから。
阿部裕之先生は、ペルルミュテールにご自宅でラヴェルを習われたそうです。