四階席まで満員のお客様でした。
なんて、言うんでしょう。素晴らしい音楽に、言葉なんていらないという感じです。それくらい素晴らしかった。
25,6才指揮者ですが、そうは見えない風格で15,6年のキャリアがもうあるとか。
1996年生まれだそうです。
見やすい指揮で、後ろから見ていても、合わせられそうなくらい大ぶりの指揮です。
ドビュッシーの、海は、美しい響きで、フランス。故郷を感じました。
なんのくせもない正統派の音楽。
美しいパリの響きとドビュッシーの海など情景豊かな演奏に心打たれました。
ボートに乗っての荒波のような情景は、午前中に見た相模湾ではなく、黒海の荒波をイメージ人生の厳しさを彷彿とさせる演奏でした。
1楽章の最後ではやはり感極まり、感涙。よく聴く曲ではなく、ましてや、ライブでは初めて聴きました。
太陽のない海上は暗黒の海でその生活は大変厳しいものですが、時には光も見え、3楽章まで、航海の旅に誘われて、人生の旅路。最後は穏やかで沖に引き揚げられました。
次はラヴェルのボレロ。大変明るい音色と強烈な音響効果で、圧巻。楽団員さんも大活躍。
衣装もおしゃれ。目が肥えました。
ストラビスキーの春の祭典では、変拍子多用の現代音楽ですが、照明もあり、音楽と赤やオレンジの暖かな光による色彩効果でリラクゼーション効果があるように感じました。
リズムが変拍子など、見ていても面白く、音響もすごい厚み。
照明も、色鮮やか。はっと目が覚めました。
#ORCHESTREDEPARIS