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ドビュッシー子供の領分第3曲第4曲

ドビュッシー子供の領分第3曲「人形へのセレナード」第4曲「雪は踊っている」について書きたいと思います。

第3曲「人形へのセレナード」は前曲の「象の子守歌」同様、五音音階が使われ、主題では現代的なリズムが使われている。セレナードとは窓辺で静に歌う歌を指すが、アルフレッド・コルトーは、フランス人であるドビュッシーが、表題の英語表記を 人形へのセレナード“Serenade for the Doll” とするべき所を、of と誤って表記したのではないかと指摘している

第4曲 「雪は踊っている」 (The Snow is Dancing)は、静かに雪が降る様子を、窓辺で眺める子供たち、雪の妖精が地面を真っ白にビロードで覆う情景を表現したトッカータである。テクニック的には速いが、先日のテート美術館展にあるように、絵画的にはモダンな

白の色彩や雪の様子などを描写し、音楽は踊っているようで、途中で歌も聞こえる。

ドビュッシーは、イギリスの妖精を題材としたアーサー・ラッカムのイラストレーションから、インスピレーションを得たという

 



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