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ショパンノクターンOp.9-1第1番

ショパンノクターンOp.9-1第1番は、新プログラムの後半の最初にOp.9-2と共に組みました。

ノクターンらしい左手の拡張型の伴奏音型と、右手の装飾変奏形式の歌うようなカンタービレによるメロデイーはショパンらしい曲と言えます。

 

シンプルな三部形式で、中間部は、変ニ長調に転調し、オクターブのパッセージが反復されます。

最後はピカルディの3度と呼ばれる平行長調に転調して、終わっていることからショパンの転調に対する妙技がうかがえます。

 

Op.9-2と同様に、遜色ない内容になっております。

 

プレイエルの社長の妻マリーに献呈されていることから、当時、新開発されてプレイエルの重厚な響きや、よく響くオクターブの共鳴など、プレイエルのピアノを気に入っていたこともうかがえる作品となっております。

 

 

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