スクリャービン
スクリャービン(1872~1915)が22歳の時書き始めて翌年1894年に完成したこの「12の練習曲Op.8」は出版業者M.ベリャーエフがスクリャービンに出版を勧めたもので、ショパンの練習曲集を意識して12曲で1つのまとまりをなすように構成したことがベリャーエフ…
スクリャービンの作品はショパン風のピアノ小品を数多く作った初期(~1981)、リスト・ワーグナーの影響を受け調性にとどまりながらも神秘和音を使い始め独自の作風を試みた中期(~1908)、そして自分の芸術を神秘主義的思想と結び付けさらに音と色彩の融…
MESSAGE ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービン(1872~1915)の作品は20世紀ロシア・ルネッサンスに属しておりますが、それまでの伝統的で保守的な芸術感とは袂を分かち、新しい神秘的な思想で超自然的な創造活動を繰り広げた作曲家です。 スクリャ…