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スクリャービン 12のエチュード 作品8/Scriabin 12 Etudes Op.8

スクリャービン(1872~1915)が22歳の時書き始めて翌年1894年に完成したこの「12の練習曲Op.8」は出版業者M.ベリャーエフがスクリャービンに出版を勧めたもので、ショパンの練習曲集を意識して12曲で1つのまとまりをなすように構成したことがベリャーエフにあてた手紙から分かっております。

ベリャーエフは出版の後スクリャービンのヨーロッパ各地への演奏旅行も企画しております。

特に右手のオクターヴの壮絶な旋律に始まる第12曲目は「悲愴」と称されスクリャービンが大変好んで演奏しておりました。

ショパンの作品10-12(革命)の練習曲との類似が指摘され、のち20世紀初頭のロシアが体験するあまたの出来事と結びつく反乱の精神が凝縮されております。

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Op.8-12

スクリャービン エチュード 作品8 全曲♫~ソフロ二ツキー

スクリャービン エチュード 作品8-12♫~ホロヴィッツ

スクリャービン エチュード 作品8-12♫~キーシン

スクリャービン エチュード 作品8-12♫~ベレゾフスキー

スクリャービン エチュード 作品8-12♫~スクリャービン

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ホロヴィッツ

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イーゴリ・ニコノーヴィチ

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