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プロコフィエフ ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26/Prokofiev Concerto for piano and orchestra C-Dur Op.26

プロコフィエフ(1891~1953)のピアノ協奏曲第3番は1921年の作品ですが、プロコフィエフのピアノ協奏曲中では最も有名な作品の一つとなっております。

1913年に第2楽章の原型となる変奏曲の作曲を始めていましたがこれをその後放置し、1916年から1917年にそのスケッチに手を入れましたが、プロコフィエフが1918年にアメリカへと亡命しニューヨークやシカゴを中心に音楽活動の様々な可能性を探っていた事もあって、のち1921年にフランスのブルターニュで夏を過ごした時協奏曲の作曲に全面的に取り掛かりました。

世界初演1921年12月シカゴにてプロコフィエフ自身のピアノとシカゴ交響楽団との共演で行われました。

初演当初は特に人気は出ませんでしたが、翌1922年パリでクーセヴィッキーの指揮で大成功を収め20世紀を代表する楽曲となりました。

第1楽章が序奏付きのソナタ形式、第2楽章が変奏曲、第3楽章がロンド形式と古典的な器楽の典型をとっております。 またピアノとオーケストラがバランスよく掛け合っているのも3番の大きな特徴だといえます。

プロコフィエフ ピアノ協奏曲 第3番♫~キーシン

プロコフィエフ ピアノ協奏曲 第3番♫~アルゲリッチ

プロコフィエフ ピアノ協奏曲 第3番♫~ワイセンベルク

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