ショパン(1810~1849)の「パガニーニの思い出」は1829年5月にワルシャワを訪れたヴァイオリニストのニコロ・パガニーニの演奏会でパガニーニの作曲した「ヴェネツィアの謝肉祭変奏曲作品10」をショパンが聴き感動しこの主題に基づいて1829年に作曲されたと言われております。
♫パガニーニ ヴェネツィアの謝肉祭変奏曲作品10♫~レーピン(ヴァイオリン)
この主題は様々な国で様々な作曲家によって手がけられております。
アレグレットのイ長調で8分の6拍子によるこの変奏曲では左手のオスティナート風の伴奏の上に右手が主題と4つの変奏を奏していきそれにコーダが続き曲は終わります。
パガニーニの作品は右手のボウイングでメロディを、左手のピッツィカートでオスティナート風の伴奏を奏しますが、ショパンはピアノでも左右の手の役割を忠実に再現いたしております。
♫ショパン パガニーニの思い出♫~アシュケナージ(ピアノ)
♫ショパン パガニーニの思い出♪~マガロフ(ピアノ)