ブラームス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 作品24/Brahms Variationen und Fuge uber ein Thema von Handel B-Dur Op.24
「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」はブラームス(1833~1897)が1861年に作曲したピアノ独奏曲です。
当時28歳のブラームスがハンブルク近郊のハムで書いた作品で出版されたもののうち、唯一のフーガ作品を伴う大曲です。
初演は1861年12月7日ハンブルクにてクララ・シューマンによって演奏され、出版は翌1862年に出版されました。
バッハの「ゴルトベルク変奏曲」、ベートーヴェンの「ディアべり変奏曲」、シューマンの「交響的練習曲」と並ぶ音楽史上の変奏曲を代表する作品です。
主題と25の変奏とフーガから成り主題はヘンデルの「クラヴィーア組曲第2巻第1番変ロ長調HWV434 3.アリアと変奏」からとられております。
♫ヘンデル クラヴィーア組曲第2巻第1番変ロ長調HWV434♫~シフ
変ロ長調を基本としながらも第5、第6、第13変奏で変ロ短調を用い、第21変奏ではト短調が用いられております。
テーマ
第5変奏
第6変奏
第13変奏
第21変奏
ブラ―ムスがヘンデルやバッハ等のバロック音楽を熱心に研究しさらにそれに独自の個性を打ち立てた成果が反映されております。
1864年ウイーンに滞在したワーグナーのもとを訪れた際、ワーグナーが「古いものでも熟達した作曲家の手にかかると新鮮なものになるものだ」と感激したというエピソードが残っております。
♫ブラ―ムス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ♫~ケンプ
♫ブラ―ムス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ♫~リヒテル
♫ブラームス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ♫~アラウ
♫ブラームス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ♫~ぺライア
♫ブラ―ムス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ♫~チェルカスキー
♫ブラームス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ♫~コヴァセヴィッチ
♫ブラ―ムス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ♫~イヴ・ナット