ブラームス
ブラームス(1833~1897)の2つのラプソディはブラームスが46歳、1879年に作曲したピアノ独奏曲で、Op.79-1とOp.79-2の2曲から成っております。 ブラームスは1877年から1879年にかけて夏の間オーストリア南部のペルチャッハという町で過ごし、2つのラプソデ…
ブラームス(1833~1897)のピアノ四重奏曲はピアノとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる四重奏で、ブラームス30歳前の若かりし頃の作品です。 1855年頃に作曲に着手されましたがしばらく放置され完成は1861年で、初演は1861年11月16日ハンブルクでク…
「4つの小品作品119」はブラームス(1833~1897)が1893年に作曲したピアノ独奏のための性格的小品集です。 ブラームスが作曲した最後のピアノ独奏作品です。 第1曲は1893年5月に残りの3曲は1893年6月に着手されオーストリアのバート=イシュルでのブラーム…
「ピアノのための6つの小品作品118」は1893年に完成したブラームス最晩年のピアノ小品集です。 存命中に出版された最後から2番目の作品でクララ・シューマンに献呈されております。 ブラームスは初期・中期のオーケストラをそのままピアノに移したような雄大…
ブラームス(1833~1897)の初期の作品は大規模でエネルギッシュなものが多いですが、晩年は内省的な小品を多く作曲しております。 3つの間奏曲作品117はブラームスが1892年に作曲したピアノ独奏曲ですが、3曲ともブラームスの晩年の小品の特徴を備えてお…
「7つの幻想曲Op.116」は1892年の夏、ブラームス59歳の時に作曲を完成したピアノ曲集で、1879年に作曲された「2つのラプソディ」以来12年ぶりのピアノ曲です。 7曲の内のいくつかは1892年までにすでに書き上げられていたと思われますが、これに続いて同年…
「8つの小品」はブラームスが作曲したピアノの為の性格的小品集です。 1878年の夏頃、オーストリアの避暑地ペルチャッハで作曲されましたが、第1曲の初稿のみ1871年に書かれております。 1879年10月22日第2曲だけイグナーツ・ブリュルによって先行して作…
「パガニーニの主題による変奏曲」はブラ―ムス(1833~1897)が1862年から1863年にかけて作曲したピアノ独奏曲です。 1865年11月にブラームス自身によってチューリッヒにおいて初演されました。 パガニーニの有名な「カプリッチョ第24番イ短調」を主題とし…
「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」はブラームス(1833~1897)が1861年に作曲したピアノ独奏曲です。 当時28歳のブラームスがハンブルク近郊のハムで書いた作品で出版されたもののうち、唯一のフーガ作品を伴う大曲です。 初演は1861年12月7日ハンブル…
1853年ハンガリー系ヴァイオリニストの友人レメーニと演奏旅行に出かけたブラームスは、多分その際に知ったと思われる主題をもとに1856年までに13の変奏とコーダを持つ「ハンガリーの歌の主題による変奏曲」を書きます。 出版は1862年ジムロック社から出版さ…
ブラームス(1833~1897)の「自作主題のテ―マによる変奏曲」は1857年に作曲され、初版は1862年3月に出版されました。 子守唄のような優しい雰囲気を持つテーマと11の変奏曲から成っております。 作品9の「シューマンの主題による変奏曲」に比べると異なった…
この曲はブラームス(1833~1897)の作品「弦楽六重奏曲第1番」の中の第2楽章をブラームス自ら1860年にピアノ独奏用に編曲したものです。 1853年シューマン夫妻と出会ったブラームスはシューマン夫妻を尊敬し続けます。 その後故人となったロベルト・シュ…
ブラームス(1833~1897)はその生涯を通して自作の出版には極めて慎重で、自己批判の末破棄された作品は数多くあります。 ハンブルクで作曲された曲の大部分は破棄されましたが、その中で残り出版されたものとしてOp.4は貴重な作品です。 スケルツォ作品4…
主題はシューマンの「Bunte Blatter(色とりどりの小品)作品99」の中の4番目の曲の「Funf Albumblatter I.Ziemlich langsam(5つの音楽帳第1曲)」からとられております。 ♫シューマン 色とりどりの小品 作品99♫~リヒテル ブラームスは第1変奏から第…
ブラ―ムス(1833~1897)の「4つのバラード作品10」はブラ―ムス初期の作品集です。 ショパンやリストの叙事詩的なバラードと異なり叙情的な小品集となっております。 単独で演奏されることもありますが、調性上の関係から4曲まとめて演奏される事が多くあ…
ブラームスの「2つのラプソディ」はブラームス(1833~1897)が46歳の時の1879年に作曲したピアノ独奏曲です。 また弟子のエリザベート・フォン・シュトックハウゼンに献呈されております。 この曲は第70回全日本学生音楽コンクールの中学校の部の本選の課…
ブラ―ムス(1833~1897)のピアノ三重奏曲第1番の初稿はブラームスがまだ20歳の1854年に作曲され、ジムロック社から出版されましたが、作品の出版権がブライトコプフ・ウント・ヘルテル社に移った際ブラームスは主題の差し替え等大幅な改訂を施し1891年改訂…
ブラ―ムス(1833~1897)のハンガリー舞曲集はブラームスがハンガリーのジプシー(ロマ)音楽に基づいて編曲した舞曲集で、もともとは四手用(連弾)のピアノ曲として書かれました。 全部で21曲あります。 ♫ブラームス ハンガリー舞曲 第5番♫~連弾(ランラ…
1862年ブラームスは故郷のハンブルクを離れウイーンへ移り住む事になりますが、その3年目の1865年1月に「16のワルツ作品39」は作曲されました。 初めブラームスはこれらのワルツをピアノ連弾用として作曲しますが、ビ-ダーマイヤー時代における家庭音楽へ…
MESSAGE ヨハネス・ブラームス(1833~1897)は全部で2曲のピアノ協奏曲を残しておりますが、1858年2月に完成されたこの第1番は最初からピアノ協奏曲として着想されたものではありませんでした。 ブラームスが20歳の1854年3月に「二台のピアノのためのソナ…
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MESSAGE ヨハネス・ブラームス(1833~1897)はバッハ、ベートーヴェンと並び三大Bと呼ばれるロマン派を代表する作曲家です。 歌曲、合唱曲、室内楽曲に多くの作品を残していますがピアノ・ソナタも3曲書いています。 <まず初めはソナタ第1番と呼ばれるハ…