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フォーレ ラシーヌの雅歌(賛歌) 作品11/Cantique de Jean Racine Op.11

ラシーヌの賛歌」はフランスの作曲家のフォーレがフランスの劇作家のラシーヌの詩に基づいて作曲したオルガンと混声四重唱のための合唱曲ですが、この曲はフォーレが通っていた音楽学校の卒業作品として作曲し一等賞を得て卒業した作品です。

ちなみにジャン・ラシーヌ(1639~1699)はフランス古典主義を代表する劇作家で、ギリシャ神話や古代ローマの史実に題材をとる悲劇を得意としていた劇作家です。 

フォーレは教会音楽学校であるニーデルメイエール校で学んだ事や教会オルガニストを長く務めていた事から、グレゴリオ聖歌を土台とするフランス伝統の教会対位法やバッハ作品に親しんでおり、その事がフォーレの作品に大きな影響を与えたと思われます。

フォーレは9歳の時からパリのニーデルメイエール古典宗教音楽学校で学んだフランスの作曲家ですが、1861年からは教師としてやってきたサン=サーンスにピアノと作曲を師事しております。

後パリのマドレーヌ教会で首席オルガニストとなり1896年からはマスネの後任としてパリ国立高等音楽院の作曲家の教授となり、ラヴェル、デュカス、エネスクらを育てております。

フォーレ ラシーヌの雅歌(賛歌)♫~ピアノ伴奏

フォーレ ラシーヌの雅歌(賛歌)♫~弦楽奏団

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