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チャイコフスキー バレエ「くるみ割り人形」

くるみ割り人形」はチャイコフスキーが作曲したバレエ音楽です。 「白鳥の湖」「眠れる森の美女」とともにチャイコフスキーの三大バレエのひとつで、特にクリスマスシーズンではテレビ等でも良く放映されます。

ちなみにくるみ割り人形とは人形の形をしたくるみを割る道具で、クリスマスのオブジェとしても飾られます。

マリインスキー劇場の支配人のイワン・ヤヴォロシスキーはチャイコフスキーにドイツのE.T.A.ホフマンの童話「くるみ割り人形とねずみの王様」を原作とするバレエの作曲を依頼します。 初演は1892年12月18日サンクトペテルブルクマリインスキー劇場で行われました。

あらすじは、ある王国で王子が誕生しますが、踏み殺されたねずみの女王の呪いで王子はくるみ割り人形になってしまいます。 クリスマスイヴの夜、少女クララはプレゼントされたくるみ割り人形を弟と取り合いをし弟はくるみ割り人形を壊してしまいます。 老人が修理しますが12時を打つとクララの体は人形程の大きさになります。 はつかねずみの大群とくるみ割り人形の指揮する兵隊人形が対峙しクララはハツカネズミをやっつけます。 くるみ割り人形は王子に変身し二人はお菓子の国に旅立ちます。 お菓子の国に到着した王子は女王ドラジェ(金平糖)の精にクララを紹介し、お菓子の精たちによる歓迎の宴が繰り広げされます。 最後はクララがツリーの前で目覚める場面と、そのままお菓子の国で終わる場面と二つの解釈があります。

チャイコフスキーによってバレエ音楽から編んだバレエ組曲くるみ割り人形」作品71aという演奏会用組曲も作曲されており、バレエの初演に先駆けてこの組曲は初演されました。。 組曲の終曲の「花のワルツ」は有名で単独でも良く演奏されます。

門下の方には年末年始の時間のある時にyou tubeでバレエを楽しんでみられませんか?

チャイコフスキー バレエくるみ割り人形♫~マリインスキー劇場 ゲルギエフ指揮

チャイコフスキー 花のワルツ

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