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バルトーク ピアノ協奏曲第3番 ホ長調 .Sz.119/Bartok Klavierkonzert Nr.3 E-Dur Sz.119

バルトークのピアノ協奏曲第3番はバルトーク最晩年の1945年7月から8月にかけて亡命先のアメリカで作曲された最後の創作作品です。

バルトークは最後の17小節を略記のまま残しておりましたので、弟子のティポール・シェルリが終止線を書き加えました。

バルトークが息子に宛てた手紙から、当初はこの作品は妻のピアニストディッタ・パーストリ=バルトークに捧げるつもりでしたが、初演は1946年弟子のピアニストジェルジ・シャーンドルがしており、ディッタ夫人は1960年代に入ってようやくこの曲を録音しました。 しかし生涯この曲を公開の席では演奏する事はなかったようです。

アメリカでのバルトークの生活は決して恵まれたものではありませんでしたが現実に反してこの曲は澄んだ響きと情熱的な響きを持っております。

バルトーク ピアノ協奏曲第3番♫~アルゲリッチ

バルトーク ピアノ協奏曲第3番♫~シフ

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