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グリーグ 抒情小曲集/Grieg Lyriske smastykker

グリーグ(1843~1907)の抒情小曲集は1867年から1903年にかけて作曲され全66曲からなるピアノ曲集で全部で第10集まであります。

第1集 作品12

1867年に出版されました。 ニーナ・ハーゲルップと結婚した年で、翌1868年にピアノ協奏曲を作曲するなど、創作意欲の充実した時期です。 後の作品集と比較すると、音形は単純で、複雑な技巧は必要とせず、初心者の教材として良く用いられますが、すでにグリーグらしさは発揮されております。

アリエッタ

ワルツ

夜警の歌

妖精の踊り

民謡

ノルウェーの旋律

アルバムの綴り(アルバムリーフ)

祖国の歌

第2集 作品38

1883年に出版されました。 第1集から16年経っております。 ピアノ協奏曲、『ペール・ギュント』の音楽で名声を確立しておりましたが、、以降ピアノや歌曲、室内楽作品等を中心に手がけるようになっていきます。

子守り歌

民謡

メロディ

ハリングノルウェー舞曲)

飛びはね踊り

エレジー

ワルツ

カノン

第3集 作品43

1884年に作曲されましたが、出版は1886年です。 ヨーロッパ各地への演奏旅行の合間に書かれた曲で、全体的に春の喜びに溢れております。

ちょうちょう(蝶々)

孤独なさすらい人

故郷にて

小鳥

愛の歌

春に寄す

第4集 作品47

1888年の出版です。 「アルバムの綴り」、「ハリング」、「飛び跳ね踊り」等、他の曲集と重複する名前の曲があります。

即興的ワルツ

アルバムの綴り

メロディ

ハリング

メランコリー

飛びはね踊り

悲歌(エレジー

第5集 作品54

1891年に出版されました。 完成度の高い作品で、最初の4曲はグリーグにより「抒情組曲」として管弦楽へ編曲されております。

羊飼いの少年

ノルウェーの農民行進曲

小人の行進

夜想曲

スケルツォ

鐘の音

第6集 作品57

1893年に出版されました。 フランスの保養地マントンで作曲され、祖国への郷愁とヨーロッパ的なスタイルが同居している作品です。

過ぎ去った日々

ガーデ(ゲーゼ)

幻影

秘密

彼女は踊る

郷愁

第7集 作品62

1895年に出版されました。 トロルドハウゲンで作曲され、体調が次第に悪化していった時期の作品です。

風の精

感謝

フランス風セレナード

小川

夢想

家路

第8集 作品65

1896年に出版されました。

青春の日々から

農民の歌

憂うつ

サロン

バラード調で

トロルドハウゲンの婚礼の日

第9集 作品68

1898年に書かれ1899年に出版されました。 2~3分の小さな曲ばかりです。

水夫の歌

おばあさんのメヌエット

あなたのそばに

山の夕べ

ゆりかごの歌

憂うつなワルツ

第10集 作品71

1901年5月に作曲されました。

パック

昔々

夏の夕べ

小妖精

森の静けさ

ハリング

過去

余韻

グリーグ 抒情小曲集から♫~ギレリス

グリーグ 抒情小曲集から♫~リヒテル

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