ピアニスト谷真子Official Blog「message」

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Seong-Jin Choインタビュー記事から。

Seong-Jin Cho 2020年1月25日ベルリンでのインタビューから。by Young-jin Hur.

パート2 視野を広げたマーラー交響曲を聴くことについて

影響を与えた作曲家は、グスタフ・マーラーです。

最初に、マーラー交響曲第1番のバーンスタインのCDを聴きました。

Deutsche Grammphon から、出ているDVDをよく聴いていました。

ピアノ音楽は人生とともにいつもあった。

たとえば、小学校に行くときも、ポータブル・プレイヤーを持ち歩いて、ツイメルマンのCDを聴いていました。

次に、マーラー交響曲第2番を聴き始めました。

第7番と第8番は最も難しいと思います。

最近では、第9番を好んでよく聴いています。

数年前までは、第3番と第5番が好んでよく聴いていました。

マーラーの曲が直接ピアノに影響を与えるわけではないが、自分の視野を広げるのに役立っています。

例えば、ピアノ協奏曲を新しい方法でみるようになりました。すべてピアノパートだけでできているわけではなく、作曲家がオーケストラパートにソリストと同じようにオーケストレーションに費やしたかということです。

ショパンの協奏曲に限りません、ベートーヴェンのピアノ協奏曲など。

ソリスト木管楽器の副次的となるように、木管楽器が先導します。特に、オーケストラとソリストのハーモニーには注意しなければならない。それらは偶然ではなく作曲家が熟考したうえのことです。

♪小さい頃からよく音楽を聴いていることがわかります。

交響曲などは、ピアノ以外の楽器も出てきますから、ピアノの多彩な音色を広げるためにも役立つでしょう。

自分自身は、小さい頃から、演奏する方も聴く方もアンサンブルがとても好きでした。

特にピアノ曲(器楽曲)には、歌詞がありません。(練習を積めば積むほど、指の動きだけになってしまいかねません。)

そこで、自分は、オペラからは、文学作品と音楽の結びつき、ピアノ曲に内包するドラマ性について学びました。

ヴェルディのオペラマクベスミラノ・スカラ座を聴きに行ったりしたわけです。

オペラにおける台本と原作の違いについては、隣国京都大学イタリア文学の女性の若い先生が東京音大に来られていたので、聴きにいきました。

鳥肌が立ったのはいうまでもありません。

The Metropolitan Operaウクライナ祈りのコンサートでは、一億円に値する旋律は見つけられましたでしょうか。

リヒャルト・シュトラウスの45分40分を過ぎたあたりの弦楽器ソロから声楽へ受け渡すところでしょうか。

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