ピアニスト谷真子Official Blog「message」

ピアニスト谷真子公式サイトよりブログ「message」

ハクジュホールにて東京でのコンサートを堪能して来ました。

東京でのハクジュホールでのクラシックコンサートへ聴きに行って参りました。

 

ピアノは迫昭嘉氏。共演は、作曲家・ピアニストの江口玲氏、チェロは河野文昭氏です。

 

ベートーヴェンチェロソナタ第2番をメインに、ベートーヴェンの第九交響曲をリスト編曲で2台ピアノで共演するという華やかなプログラム。

 

大変癒される美しい音に、リラクゼーション椅子でとてもリラックスできる時間となりました。

 

ベートーヴェンチェロソナタは、ベートーヴェンの良さや個性が発揮されるg mollの調性で、中期の陰影の深い、また、リズムに特徴のある室内楽曲です。

ベートーヴェンの二台ピアノによる第九は、珍しく演奏される機会は多くはありませんが、迫先生による演奏で毎年年末に演奏されています。

 

作曲学的に巧みにできた第九を、作曲家の視点からと上流ピアニストによる美しい音で1時間強近くの名演でした。緩徐楽章では、音が天井へ登り、まるで上から降りてくるようで、居心地良く、すやすやという御老人も。

 

とても長い2台のピアノがたがい違いに並び、それもとても華やかな風景です。

 

調律がまだ終わっていない頃から入場でき、ガラスと木のリラックスできるホールです。

 

良いクリスマスとなりました。(なら100年会館中ホールに響きが少し似ているなと思いました。アクセス条件は大都会の中なので、全然違いますが...。)