モーツァルト ピアノ・ソナタ第8(9)番 ニ長調 K.311/Mozart Sonate fur Klavier Nr.8(9) D-Dur K.311
ピアノ・ソナタ第8(9)番K.311はモーツァルト(1756~1791)が1777年10月から11月にかけて作曲したピアノ・ソナタで同時期に書かれたソナタにK.309があります。
母アンナとともにパリへ向かう途中に滞在したマンハイムで作曲されたと考えられております。
1781年パリでK.309,K.310と共に「作品4」として出版されましたが、自筆譜は現在ポーランドのクラコウの図書館に保存されております。
第1楽章
K.309と同様、オーケストラのトウッティのような力強い開始とそれに呼応して弱奏の軽快なメロディが流れ出します。
第2楽章
冒頭の主題11小節が反復記号によって繰り返されます。 全体はK.309と同じくエピソード主題を持つ変奏曲の形を取っておりますが、その変奏はとても控え目なものとなっております。
第3楽章
このソナタの終楽章もロンドでK.309と全く構成を同じくしております。
♫モーツアルト ピアノ・ソナタK.311♫~ピリス
♫モーツアルト ピアノ・ソナタK.311♫~ツイメルマン