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第26回日本クラシック音楽コンクール奈良予選の審査に行ってきました。

第26回日本クラシック音楽コンクール奈良予選の審査に行ってきました。 高校生部門・大学生部門・一般部門を審査致しましたが、皆ピアノに真面目に取り組まれた努力の後が見え、良かったと思います。 これからも努力を続けていってほしいと願います。

同じく審査に入られた先生方は三木孝子先生と栗原はるみ先生でした。 三木孝子先生はピアニスト三木康子さんのお母様ですが、三木康子さんはこの11月に大阪のいずみホールでリサイタルをされるそうです。

さて今はピアノ・コンクールも数が多くありますが、子供のピアノ・コンクールについて思う所を書いてみようと思います。

趣味でピアノを続けていかれるお子さんは、部活代わりにコンクールを利用し、1曲を少しでも奥深くお勉強をするという事は大変良いことだと思います。

しかし専門に進みたいと願うお子さんの場合、話は少し変わってまいります。 将来専門に進みたいお子さんの場合、コンクールの結果よりもエチュードやバッハというピアノの基礎をしっかりお勉強しておかないと、後で取り返しのつかない事になる場合があります。

ハノン・エチュード・バッハ・古典派ソナタというピアノの基礎をお勉強しながら時間に余裕があるならば、コンクールに挑戦してみるのは良いことです。 しかしピアノの基礎のお勉強を全面的にストップしてコンクールだけの曲しかしないと言うのは、将来的に本末転倒になりかねません。

コンクールが大ブームの昨今ですが、将来専門を目指すお子さんはそれに流されないように地道な基礎のお勉強をしっかりやりましょう。

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