シューベルト=リスト 12の歌 S.558/Liszt 12 Lieder S.558
シューベルト=リスト編曲「12の歌曲」はシューベルト(1797~1828)の歌曲をリスト(1811~1886)が編曲したものですが、1837年から38年の間に編曲され1838年に出版されました。
リストはシューベルトの歌曲を57曲編曲致しております。
リストがウィーンでこの作品を演奏した際は「シューベルトへの冒涜」だと批判されたそうですが、発した音の強弱や音色を後から変更できる声楽と、減衰楽器であるピアノではメロディを奏する表現方法が異なるため歌曲をピアノ一台で奏するためには誇張とも受け取れる表現が必要だったのではないかと思います。
リストはシューべルトの事を「大切な英雄」、その作品は「偉大な宝」と述べておりリストがシューベルトに敬意を払っていた事がうかがえます。
1 挨拶を贈ろう / Sei mir gegrusst
2 水に寄せて歌う / Auf dem Wasser zu singen
3 君こそわが憩い / Du bist die Ruh
4 魔王 / Erlkonig
5 海の静けさ / Meeresstille
6 若い尼僧 / Die junge Nonne
7 春の想い / Fruhlingsglaube
8 糸を紡ぐグレートヒェン / Gretchen am Spinnrade
9 セレナード「聞け、ひばり」 / Standchen 'Horch, horch! die Lerch'
10 休みない愛 / Rastlose Liebe
11 さすらい人 / Der Wanderer
♫アヴェ・マリア♫~ランラン