専門に音楽をお勉強する上での悩み
ホームページを見られた方からピアノレッスンについてお電話でご相談を受けました。 お母様からのご相談ですが、私で良ければとお話をさせて頂きました。
先生と生徒は教える側と教わる側というように立場が違いますので、コミュニケーションを取るのは大変難しい事です。 お互いの良かれと思う言葉がお互いを傷つけ合ったり、距離を遠ざけたりします。
ピアノの先生というお仕事をしている人は、大なり小なり小さい時からピアノを中心に生活をしてきていますので、音楽が生活の中心ですし音楽が人生そのものの先生も多くいます。
しかし生徒さんはまだお勉強の途中ですので、先生とは生活の中での音楽の占める割合は大きく異なります。
趣味で習われる方の場合は、先生の方もそのつもりで接しますが、専門に進まれた方の場合は先生は自分と同じ道を進む後輩として接します。 ですから要求も厳しくなりますし、生徒さんからすると先生は大きな壁に感じるかもしれません。
特に音楽の世界は師弟関係の世界ですので、現代の感覚からするといささか古めかしい所が残っております。 慣れておられないお母様にはとまどいも多くあるのではないかと思います。 先生の言葉をあまり神経質に考えずおおらかに頑張っていってほしいものだと思います。
どの道でも環境が変わると慣れるのにいろんな障害があります。 時の経過が解決してくれる事も多く、振り返ると辛かった事も楽しい思い出になる事が良くあります。
ピアノを習いたくても習えない人やお勉強を続けたくても続けられない人も多くいます。 クラシック音楽に触れられる事に感謝してたくましく頑張っていって欲しいものだと思います。
ワンポイントレッスンなどもしておりますので、私でお役にたてる事があればお役にたちたいと思います。