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愛用のウイーンのベーゼンドルファーのピアノが修理から戻ってまいりました。

私の愛用のウイーンのベーゼンドルファーのピアノが修理から戻ってまいりました。

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部分的にメインテナンスをして頂きながら使用しておりましたベーゼンドルファーのピアノですが、今回弦を全面的に張り替える事になり2か月ほどの間B-tech Japanの工房の方に修理に出しておりました。

B-tech Japan

2か月の間はB-tech Japanの方が代替のピアノとして貸して下さったKawaiのピアノにお世話になっておりました。

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車と同じでピアノもオーナーの好みで作りあげておりますので、代替のピアノはやはりどこかしっくりこないものがあり、愛用のピアノが戻って来るのを首を長くして待っておりました。 普段いつも練習しているピアノはピアニストにとっては家族と同じで、旅行に出かけていた家族が帰宅してきたような気分です。

リニューアルされたベーゼンドルファーのピアノでコンサートへ向けての日々音色作りを目指していきたいと思います。

10月にはB-tech Japanのスタジオで先生と生徒によるミニ・コンサートを予定しておりますが、スタジオには、ベーゼンドルファーのフルコンサートピアノが設置されております。  フルコンサートピアノとはコンサート会場に設置されておりますピアノの中で最も大きいグランド・ピアノの事です。

私もコンサート前などは音色の調整のためにB-tech Japanのスタジオに伺いフルコンサートピアノで音色の調整を致します。

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ベーゼンドルファーのフルコンサートピアノの「インぺリアル」は見た目もとても大きいですが、実際に音もボリュームがあり、また音色も多彩でございます。

アップライトピアノとグランドピアノは構造が全く違いますので、音の鳴る仕組みが異なり、一口に同じピアノと言っても異なる楽器と言えるかと思いますが、グランドピアノと言ってもいろいろなサイズのピアノがあり、やはりフルコンサートピアノになりますと、音のバランスや音色の多彩さなど小さいグランドピアノとは格段に表現の幅が違います。

楽器から自然に学び身に付ける事は多く、音の問題や部屋の広さの問題などいろいろな問題がございますが、やはりグランドピアノで練習できる環境があるならば、音色の多彩さや技術的な面などより高度なピアノテクニックや表現技術をグランドピアノから習得できるのではないかと思います。

発表会では門下生の皆さんは普段は弾くことができないベーゼンドルファーのフルコンサートピアノの素晴らしい音色をぜひ肌で実感して頂ければと思います。

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