ドビュッシーの「喜びの島」はヴァトーの絵画「シテール島への巡礼」の影響を受けて1904年に作曲されたピアノ曲です。
シテール島はエーゲ海、クレタ島の北西にある島で神話では愛の女神ヴィーナスの島とされています。
初演は1905年2月18日パリの国民音楽協会にてリカルド・ビニェスの演奏により「仮面」とともに演奏されました。
装飾音やリズムの変化といっったドビュッシーには珍しくヴィルトゥオーゾ的な技巧を駆使して大胆な表現力や鮮やかな色彩感に満ち溢れ、幻想的な愛の歓びを描き出しています。
イタリアの指揮者ベルナルデイオ・モリナーリによる管弦楽版はドビュッシー自身の指示に基づいた編曲です。
♫ドビュッシー 喜びの島♫~フランソワ
♫ドビュッシー 喜びの島♫~コチシュ
♫ドビュッシー 喜びの島♫~管弦楽版